フィリップ・パカレ氏は、CH.レイ、ドメーヌ・ルロワで研修を積んだ後、ブルゴ-ニュファンならば知らぬ人のいない、「ドメーヌ・プリューレ・ロック」の醸造長を長年務め、2000年プリューレ・ロックを辞し独立し、2001年ドメーヌ創立し、その初ヴィンテージの2001年が大旋風を巻き起こしました。
また、彼はモルゴンのみならずボジョレーワインの評価を高めることに大変な貢献をしてきたマルセル・ラピエール氏の甥であり、更に、ラピエールを中心とする「自然派」(アペラシオンを越えたフランス全土における)を形成することとなった基=師でもあるジュール・ショヴェ氏の最後の弟子で、かつ6年間もの期間を師と寝食を共にした唯一の人物としも知られます。
ブルゴーニュワインの多くは単一品種で構成され、その味わいを造っているものは、ブドウではなくテロワールなのであるから、これを最も大切にしなくてはいけないし、土壌、ブドウ、天候、そして人間があり、このどれ一つとして欠けてもワイン造りは不可能なのです。
また、人間はオーケストラでいうところの指揮者であり、ブドウがより良く育つために導いてあげるだけのことで、ワインは工業製品ではないから、技術を駆使して手を加えてしまうと本当のテロワ-ルを表現することはできません。
有機肥料であっても、ただ加えれば良いとは思わないし、それはブドウ樹の育成期である3~6月を過ぎて熟成期に入っても樹が成長してしまい、その結果として未熟な果実ができてしまうからです。(フィリップ・パカレ氏)
5年間の思案の上独立し、2001年が初ヴィンテージとなりますが、ドメーヌ・プリューレ・ロック時代に営農指導していた人達の畑のブドウや、妻の実家の畑から採れたブドウでワインを造りました。
もちろん全てのブドウは有機栽培され、これらのブドウは、40hl分のお金を支払い30hl分だけしか栽培しない(青刈りしてあるので敢えて収穫とは述べない)契約を栽培家と交わしています。
なお、2001年のワインは補糖さえ(もちろん補酸も)しないで造られ、 また、2002年からは畑造りも彼自身が行っています。
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